馬に思いやりをかけたい。
馬はいっぱい嫌な思いをしてきて今の馬になったんです。その馬をそうしたのは人間だ。
その過去や背景を汲み取ろうともせず「この馬の問題はこれです」と断罪して、やめさせましょうとかしつけましょうとか、動かない馬を動かすための正しい脚の使い方とか、なんだかね。
ただ馬に寄り添いたい。馬の話を聞いて、癒したい。
俺の目にはこの美しく素晴らしい世界と同時にこの世の地獄も見えている。
ナウシカが人間によって傷つけられた王蟲の子供を「ごめん、ごめんね、許してなんて言えないよね。ひどすぎるよね」と泣きながら抱きしめる。俺はどうしようもなくそちら側だ。たとえ理解できる人が少なかろうと。
これからももっと馬の気持ちを考えて、思いやりをかけていこうね。