騎乗中に一歩ごとに脚を使うべきか、馬の気持ちから考えてみましょう!
一歩ごとに脚を使うということは、馬がちゃんとやっていてもちゃんとやっていなくても関係ないぜ、脚は使う。ということになります。馬がやる気があってもやる気がなくてもとりあえずやめないようにいつも脚を使うということですよね。
自分が仕事をしているときのことを想像してみましょう。言われた通りのことをちゃんとやっているのに横から上司がずっと小言を言ってくる。やってもやらなくてもどうせずっと言われるんでしょ?やる気なくすわー。馬もこれと同じ気持ちになります。つまり一歩ごとに脚を使うということはそれによって一歩ごとに脚を使わなければちゃんとやらない馬を量産しているってことです。
真のホースマンが備えているのは、信頼して、任せるという気持ちです。一歩ごとに脚を使うべきという乗り方は、馬を信頼していないし任せてもいないし自分の不安にも向き合えていないんです。
一歩ごとに脚を使われない馬は任されたことに前向きになり、反応が良くなって積極的に動くようになり、人を信頼することで馬装も手入れもおとなしくなります。実証済みですね。
一歩ごとに脚を使わなくて良くなると乗馬は一気に楽しくなりますよ!(^^)