馬の歯科検診、治療前の歯の状態です。
馬の歯の状態は健康や食餌にも、ハミ受けにも大きく影響します。
馬の右下顎前臼歯。(向かって左下の奥歯)
内側がすごくギザギザに尖ってきていて、舌を傷つけてしまっているのがわかります。
馬の左上顎前臼歯と後臼歯。(向かって右上の奥歯)
こちらはもっとわかりやすく外側のふちが鋭く尖っています。頬の内側にはたくさんの傷がついて、一部は茶色く変色して潰瘍化しはじめています。
痛そう…。
一年前に治療していますが、たった一年でこれです。驚きですね。馬の健康と騎乗のために、馬の歯科治療がどれだけ重要かわかります。
馬の狼歯。歯槽間縁(ハミの入るところ)のふちに発生することが多い余分な歯で、ハミが当たると馬が苦痛を感じハミ受けに大きな悪影響を及ぼすので抜歯します。
全頭おとなしく良い子でつつがなく治療を終えることができました。
どうかみんなが健やかでよい馬になりますように(^^)